韓国の地より <韓国教会復興の軌跡(成長要因3)

          「日韓親善宣教ニュース 第133号」(2023年3月1日発行)より


                  日韓親善宣教協力会派遣宣教師      
                     ソウル日本人教会牧師 吉田耕三   

  

 頌主
長らくご無沙汰いたしましたが、お変わりありませんか。
変わらぬご祷援をこころから感謝いたします。

こちらはお陰様で、私共も平島夫妻も守られ、
元気で新年を迎えることができましたが、
この宣教ニュースをお読みいただくのは、
桜の花もほころびるころになるでしょうね。

今年の韓国の冬は、
温暖な陽気と酷寒の寒さとが数日おきに入れ替わっているので、
気の早い人はもう春が来たのかなと思いきや、
とんでもない冷たい冬のしっぺ返しが急襲するという有様で、
油断は禁物です。

去る 12 月の始めに教会が移ることになり大わらわでしたが、
主の憐れみによって韓国の代表的なホーリネス教会であります
楽聖潔教会の小礼拝堂をお借りすることができ、
欠けることなく主日の礼拝が継 続させていただけたことは
感謝に絶えません。


   <韓国教会復興の軌跡>(成長要因)
  ~20 世紀の使徒行伝(使徒の働き、使徒言行録)③
       聖書的で福音的な信仰~

A.聖書的信仰
  考え方では革新的であっても、
  信仰は保守的であることが望ましい。
  それが聖書的信仰を貫くための基本的姿勢であるからです。

B.福音的信仰
  聖書のみ言葉を保守的であると同時に、
  旧新約を通じて
  一貫した福音の預言的信仰と
  救済史的信仰を明確に信じ、
  告白するものでなければならない。

C.信仰に命をかけた先輩たち
  a.前述の聖書的信仰や福音的信仰を貫くためには、
  死をも恐れず命をかけて信仰の戦いを全うした
  殉教者たちがいました。

  b.それは日本の植民地時代(強占期)においては、
  日帝政府の支配下であったがゆえに、
  天皇以外には信仰と礼拝の対象があり得ないとの
  信仰の強制性によるものでした。

  c.全国各地(市町村)にひとつずつは神社を建てて、
  それを義務的に拝まなければならないとの
  命令が下されたこともあった。

D.熱心で忠実な信仰生活(解放後の信仰生活において)
  a.聖書のみ言葉を熱心に学ぶ-家庭集会や区域集会で
  b.熱心な祈りー教会で、家庭で、祈祷院
  c.熱心な伝道-個人で、学校で(ミッションスク ールの実例)
  d.熱心な奉仕-社会活動や貧民への救済活動は
   自治体のそれに勝るものがある      (次号継続)


    ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆


      神は、キリストによ って、私たちをご自 分と和解させ、  
      また 和解の務めを私たち に与えてくださいま した。  
                (Ⅱコリント 5:18)    


 ソウル日本人教会
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