<新しい方々に期待する> 日韓親善宣教ニュース第133号巻頭言

「日韓親善宣教ニュース 第133号」(2023年3月1日発行)より
日韓親善宣教協力会前会長 尾山令仁    
尾山令仁師_image      
 昨年夏、私はひどい熱中症にかかり、危うく命を落 とすところでした。
熱中症というのは、水さえ飲めば、 そんなに危ういものではないのですが、
水のある所へ いくことができなかったのです。
救急車で運ばれ、入 院したのですが、
手当てが良かったため、10 日間の 入院治療で退院することができました。

ところが、体力の回復がなかなか進まず、
このままでは、日韓親善宣教協力会にも御迷惑がかかりそうなので、
会長を退 くことにいたしました。

 しかしながら、日韓親善宣教協力会から離れてしま うわけではありません。
韓国の人々に対する謝罪の気 持ちは変わりませんし、
今後も協力していくつもりで す。
私も 96 歳になり、以前のように動くことが難しくなりました。
ことに新しいことを考える力は弱くな り、
日韓親善宣教協力会がこれからどういうことをし ていったらよいのかが、
余り浮かんでこないのです。

また日韓親善宣教協力会の両国の合同委員会が開か れても、
私は韓国へ行くことができませんし、
日本へ来られる韓国の委員の方々を迎えて、
おもてなしをすることも、ままならぬ状況です。

そういうことを考慮 して、私より若い方々に、
今後のことをお任せしたいと思っております。

 これからは、若い人たちの新しい発想と実行を私は 期待しております。
若い人たちの活発な構想や活動が、
今までとは違ったものを生み出していって下さるこ とが本当に楽しみです。
若い人たちが自由に活動して 下さるためには、
私のような老人がいたのでは駄目で、 一応退きます。

けれども、吉田耕三先生ご夫妻や平島望先生ご夫妻のための献金支援は、
勿論これからも続 けてまいります。

 私がこのように考えるのは、
日韓親善宣教協力会が 始まって約 40 年、
つまり転機に来ているように思えてならないからです。

今までと同じことをただやっていたのではいけないと思う のです。
同じことをやってい たのでは、時代の要求に応え ることができません。
時代は どんどん変わっていっているのです。

 だからと言って、謝罪をや めるのではありません。
今の 時代に合った形での働きが 求められているわけです。
そのことに最も敏感なのが若い人たちではないでしょうか。
若い人たちの感覚は、 私共のような老人とは違い、
新しい時代が要請しているものが何であるのかについてよく知っています。
その人たちに任せるのが最も賢いことだと思うのです。

 今いる若い委員の方々は、
私のような老人の考えも及ばない素晴らしい考えを持っています。
その人たち によって、日韓親善宣教協力会の新しい活動が始まり ます。
これに期待しましょう。
この人たちの働きにより、今までとは違った多くの支援者が必ず与えられま す。

私たち初期のころから続いてきた日韓親善宣教協力会の時代はもう終わったのです。
このことを自覚し、 私は会長の任を辞することにいたしました。
日韓親善 宣教協力会の働きは、勿論続けられます。
しかし新しい感覚を持ち、
それを実行していく力を持っておられ る方々に譲りたいのです。

 長い間本当にお世話になりました。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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<日韓親善宣教協力会よりご報告>
2023 年 1 月 31 日に行われた日韓親善宣教協力会 第 125 回定例会において、
尾山令仁前会長の退任が承認され、飯塚俊雄委員が新会長に選任されました
 

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      神は、キリストによ って、私たちをご自 分と和解させ、  
      また 和解の務めを私たち に与えてくださいま した。  
                (Ⅱコリント 5:18)    
 
 
 ソウル日本人教会
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日韓親善宣教協力会
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