光復節と「むくげの花」

    「日韓親善宣教ニュース 第135号」(2023年11月1日発行)より

韓 国 の 地 よ り
   <光復節と「むくげの花」>

吉田師報告会用       
               日韓親善宣教協力会派遣宣教師        
                   ソウル日本人教会牧師 吉田耕三    
 
 今年の8 月には2 か所の韓国教会からお招きをいただきました。
そのうちの1 つ、
8 月15 日(韓国にける「光復節」日本の植民地支配からの独立の記念日)
に近い13 日の光復節礼拝では、
ソウル市に隣接する富川(プチョン)市の教会にまいりました。

私の謝罪と和解のメッセージに続き、
家内が「むくげの花」を歌いました。
慣れない韓国語ながら心を込めて讃美した歌声に、
涙する人々もいらっしゃいました。

 ご存じの方も多いでしょうが、
この讃美は私が初めて訪韓しました1974年の「エクスプロ74」の時の、
日本からの訪韓団の主題歌で、
日本の植民地下、
大変な苦しみの中で迫害・弾圧に耐えた韓国の方々の信仰を、
韓国の国花「むくげの花」にたとえて歌われています。

「むくげの花」は、
漢字では「無窮花」(韓国の発音ではムグンファ)と書きますように、
6 月から8 月まで「終わりなく何度も咲き続ける」花であり、
どんな苦難の中でも耐え忍んで
花を咲かせ続ける韓国の方々の心を表しているといわれています。

ソウル日本人教会では3 月第1 の3・1 節記念主日と、
8 月第2 の光復節記念主日の礼拝で、この曲を必ず讃美しています。
とても素晴らしい歌詞ですので、この紙面でもご紹介いたします。

1 むくげの花は白い花 嵐の中に生きる花
 打たれ踏まれて折られても 命絶えない強い花
 (おりかえし)
   神を宿す国に咲き 信仰篤き人に咲く

2 むくげの花は白い花 心に触れるきよい花
 鞭打つ人に打たれても それを赦した愛の花
 (おりかえし)
   神を宿す国に咲き 信仰篤き人に咲く

3 むくげの花は白い花 歴史の中で咲いた花
 群れを興して栄えさす 神が与えた国の花
 (おりかえし)
   神を宿す国に咲き 信仰篤き人に咲く

(編集部追記)
「むくげの花」をお聞きになりたい方は、
右記のQR コードか、下記のURL から、
YouTube で泰子夫人の映像をご覧になれます。
(今回の記事の映像ではありません。
韓国語讃美・日本語字幕付き。)
 
   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆  ◆

     神は、キリストによ って、私たちをご自 分と和解させ、  
      また 和解の務めを私たち に与えてくださいま した。  
                (Ⅱコリント 5:18)    
 
 
 ソウル日本人教会
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