私の小道を知っていてくださる方の呼びかけに応えて

「わたしは地から上げられるとき、
すべての人を
自分のもとに引き寄せよう。」（イエス・キリスト）
　　　　　　ﾖﾊﾈ12；32　（5/21の週の聖句）

わたしの霊が萎え果てるときも、
あなたは
私の小道を知っておられる。詩篇142：4

すべて
重荷を負って苦労している者は、
わたしのもとに来なさい。
あなたがたを休ませてあげよう。ﾏﾀｲ11：28

　ｲｻﾞﾔ書32：11～18
　ﾌｨﾘﾋﾟ書3：1～11（通読箇所）
　　　　（ローズンゲン『日々の聖句』5/24；水）

　　　　　　――――　α＆ω ――――

　イエスは言われました。
「わたしは地上から上げられるとき、
わたしはすべての人を自分のもとに引き寄せます」と。

やがて自分が十字架刑で地から上げられるそのとき、
すべての人を招かれると仰るのですね。
「わたしがあなたの身代わりとなって、
あなたのすべての責任を負ったから、
あなたの全部を引き受けたから、わたしのもとに来なさい。
あなたがたを休ませてあげるから」と。

　私たちの霊が衰え果てるときにも、
この方は私たちが歩む小道を知っていて支え、
運んでくださるのですから。

この方は、
自分は自分でやっていける、
大丈夫だと思っている人たちに言われます。
「安逸を貪る女たちよ。
立ち上がって、わたしの声を聞け。
うぬぼれている娘たちよ。
わたしのことばに耳を傾けよ。
うぬぼれている女たちよ。
一年と少しの日がたつと、あなたがたはわななく。
ぶどうの収穫がなくなり、
その穫り入れもやって来ないからだ。

安逸を貪る女たちよ、震えよ。
うぬぼれている女たちよ、わななけ。
着物を脱いで裸になり、
腰に粗布（あらぬの）をまとえ。
胸を打って嘆け。
麗しい畑、実り豊かなぶどうの木のために。
茨やおどろが生い茂る、
わたしの民の土地のために。
そして、楽しい家々のずべて、
おごる都のために。
なぜなら、宮殿は見捨てられ、
町の騒ぎもさびれ、
オフェルと見張りの塔は、いつまでも荒れ野に、
野ろばの喜ぶところ、
群れの、牧場になるからだ」（ｲｻﾞﾔ32：9～14）と。

しかし、そのようなエルサレム、また、私たちも、
イエスが私たちの身代わりとなり、
私たちのすべての責任を御自身の身に背負って
神に呪われた者となり、処刑を受けてくださったので、
私たちに
神の霊と呼ばれる【聖である霊】が来てくださるので、
この方は、エルサレムに、そして私たちに、
次のようにすると約束して言われるのですね。

「しかし、ついに、
いと高き所から私たちに霊が注がれ、
荒野が果樹園となり、
果樹園が森と見なされるようになる。
公正は荒野に宿り、
義は果樹園に住む。
義が平和をつくり出し、
義がとこしえの平穏と安心をもたらすとき、
わたしの民は、平和な住まい、
安全な家、安らかな憩いの場に住む」（ｲｻﾞﾔ32：15～18）と。

　そして、その、イエスの十字架に上げられ、
私たちの身代わりの死刑が完了し、
約束の【聖である霊】と呼ばれる方が弟子たちに来られて、
弟子たちが、この方が心に置いてくださる
【父である神】の御思いのとおりに行動するように
してくださるのですね。

パウロはが書き送っているように。

【聖である霊】と呼ばれる方は、私たちを
主イエスの中にいる者となって喜ぶようにしてくださり、
また、悪い働き人たちに気をつけ、
肉体だけの割礼（形だけの洗礼？）の人たち、
神の恵みによらないで、自分の働き、自分の努力で
義となろうとする人たちに気をつけ、
神の御霊（みたま）である
【聖である霊】と呼ばれる方によって礼拝し、
自分の働きを誇るのではなく、キリストであるイエスを誇り、
肉（生まれたときからの私）に頼らない生き方をするように
してくださるのですから。

肉（生まれたときからの私）につくものは
ちりあくたのように思えて、
それを持っていることは損だと思うようにしてくださり、
私たちの主であるキリスト・イエスを知っていることの
すばらしさをいよいよ感じるようにしてくださって。

キリストを得て、キリストにある者と認められ、
自分の努力によって神の律法を行って認められる
自分の義ではなく、
イエス・キリストの信に信頼することによる義を持つ者に
してくださって。

キリストであるイエスとその復活の力を知り、
また、イエスの苦難にもあずかる者にしてくださり、
キリストであるイエスの死と同じ状態になり、
死者の中からの復活にあずかる者にも
してくださるのですから。（ﾋﾟﾘﾋﾟ3：1～11）