蛇の賢さと、鳩の素直さをもって

モーセは神に言った。
「私は、いったい何者でしょう。
ファラオ
(エジプト王)のもとに行き、
イスラエルの子らをエジプトから
導き出さなければならないとは。」
神は仰せられた。
「わたしがあなたとともにいる。」

              出エジプト記3:11~12 

 

(イエスの言葉)
いいですか。
わたしは
狼の中に羊を送り出すようにして、
あなたがたを遣わします。
ですから、蛇のように賢く、
鳩のように素直でありなさい。
マタイ10:16(ド)

 

 ルカ18:15~17
 創世記3:14~24(通読箇所)

   (ローズンゲン『日々の聖句』1/10;火)

 

   ―――― ☆  ――――

 

 若い時、
苦役の中にいるイスラエルの民を、
自分の力でエジプトの圧制から解放しようとしたモーセ

 

イスラエルの民にも認めてもらえなくて、
エジプト王に命を狙われ、ミデアンの地に逃れて40年。

 

今は、義父の羊を飼っているモーセシナイ山に導き、
燃える柴の中に現れた聖書が啓示している神、
天の神、【主】、
「『わたしはある(I am)』という者」と
名乗られる方(出エジプト3:14)は、
エジプト行きを恐れ、躊躇するモーセを、
「わたしがあなたとともにいる」と励まされたのだそうです。

 

 

エスは、
「天の御国は近づいた」と宣べ伝え、
病人を癒(い)やし、死人を生き返らせ、
ツァラート(ハンセン病のような重い皮膚病)に冒された者を
きよめ、悪霊どもを追い出させるために、
12弟子を遣わされるとき、
「蛇のように賢く、鳩のように素直でありなさい」と
注意されたのですね。

 

 

 また、イエスに触れていただこうと、
人々が幼子(おさなご)たちを連れて来たとき、
弟子たちはそれを見て叱りました。

しかし、イエスは幼子たちを呼び寄せて、こう言われました。
「子どもたちを、わたしのところに来させなさい。
邪魔をしてはいけません。
神の国はこのような者たちのものなのです。
 

まことに、あなたがたに言います。
子どものように神の国を受け入れる者でなければ、
決してそこに入ることはできません。」(ルカ18:15~17)

この、幼子が、鳩のような素直さの見本なのでしょうかね。 

 

 

 創世記の
エデンの園に置かれたアダムとエバの記述は続きます。

 

さて蛇は、神である【主】が造られた野の生き物のうちで、
ほかのどれよりも賢かった。
 

蛇は女に言った。
「園の木のどれからも食べてはならないと、
神は本当に言われたのですか。」
女は蛇に言った。
「私たちは園の木の実を食べてもよいのです。
しかし、園の中央にある木の実については、
『あなたがたは、それを食べてはならない。
それに触れてもいけない。
あなたがたが死ぬといけないからだ』と
神は仰せられました。」

 

すると、蛇は女に言った。
「あなたがたは決して死にません。
それを食べるそのとき、目が開かれて、
あなたがたが神のようになって善悪を知る者となることを、
神は知っているのです。」

 

そこで、女が見ると、その木は食べるのに良さそうで、
目に慕わしく、
またその木は賢くしてくれそうで好ましかった。
それで、女はその実を取って食べ、
ともにいた夫にも与えたので、夫も食べた。

 

こうしてふたりの目は開かれ、
自分たちが裸であることを知った。
そこで彼らは、いちじくの葉をつづり合わせて、
自分たちの腰の覆いを作った。


そよ風の吹くころ、
彼らは、神である【主】が園を歩き回られる音を聞いた。
それで人とその妻は、神である【主】の御顔を避けて、
園の木の間に身を隠した。
 

神である【主】は、人に呼びかけ、彼に言われた。
「あなたはどこにいるのか。」
彼は言った。
「私は、あなたの足音を園の中に聞いたので、
自分が裸であるのを恐れて、身を隠しています。」
主は言われた。
「あなたが裸であることを、だれがあなたに告げたのか。
あなたは、食べてはならない、と
わたしが命じておいた木から食べたのか。」
 

人は言った。
「私のそばにいるようにと
あなたが与えてくださったこの女が、
あの木から取って私にくれたので、私は食べたのです。」

 

神である【主】は女に言われた。
「あなたは何ということをしたのか。」
女は言った。
「蛇が私を惑わしたのです。
それで私は食べました。」
 

神である主は蛇に言われた。
「おまえは、このようなことをしたので、
どんな家畜よりも、
どんな野の生き物よりものろわれる。
おまえは腹這(はらば)いで動き回り、
一生、ちりを食べることになる。


わたしは敵意を、おまえと女の間に、
おまえの子孫と女の子孫の間に置く。
彼はおまえの頭を打ち、
おまえは彼のかかとを打つ。」
 

女にはこう言われた。
「わたしは、あなたの苦しみとうめきを
大いにます。
あなたは苦しんで子を産む。
また、あなたは夫を恋い慕うが、
彼はあなたを支配することになる。」
 

また、人に言われた。「
あなたが妻の声に聞き従い、
食べてはならないと
わたしが命じておいた木から食べたので、
大地は、あなたのゆえにのろわれる。
あなたは一生の間、
苦しんでそこから食を得ることになる。
大地は、あなたに対していばらとあざみを生えさせ、
あなたは野の草を食べる。
あなたは、顔に汗を流して糧を得、
ついにその大地に帰る。
あなたはそこから取られたのだから。
あなたは土のちりだから、
土のちりに帰るのだ。」
 

 

人は妻の名をエバと呼んだ。
彼女が、生きるものすべての母だからであった。
 

神である【主】は、アダムとその妻のために、
皮の衣を作って彼らに着せられた。
 

神である【主】はこう言われた。
「見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、
善悪を知るようになった。
今、人がその手を伸ばし、いのちの木からも取って食べ、
永遠に生きることがないようにしよう。」

神である【主】は、人をエデンの園から追い出し、
人が、自分が取り出された大地を耕すようにされた。
こうして神は人を追放し、
いのちの木への道を守るために、
ケルビムと、輪を描いて回る炎の剣を
エデンの園の東に置かれた。(創世記3:1~24)

 

 

このような経緯(いきさつ)で、私たち人間は、
天の神、【主】から、
ご自身と思いを一つにする者を、と
願われて造られていながら(創世記1:26)、
天の神、【主】に対立、対抗する「的外れ」な者に
なってしまったのだそうです。

 

幼子(おさなご)の素直さの反対の、うなじの堅い、
自分の善悪の判断に固執する頑固な者に。

 

天の神、【主】は、そのような「的外れ」になっている
私たちの〔生まれたときからの私〕という霊を、
エスが受けてくださった
十字架刑での死刑に合体させて、
死刑が終わっているもの、死んだものと
手続きしてくださっているのだそうです。

 

そのうえで、死んで墓に納められ、
三日目、日曜日の早朝、
死人の中から新しい霊のからだに復活し、
天の、【父である神】の右の座に復帰されたイエスを通して、
もう一人の方、【聖である霊】と呼ばれる方を
私たちにお遣わしくださり、
この方によって私たちの心に
ご自身の御思いを置き、書き記して、
私たちのうちにご自身の思いがあるようにし、
私たちがご自身と思いを一つにしながら生きるように
していてくださるのだそうですから。

 

モーセと共におられたように、私たちと共にいて、
幼子のように、御思いを素直に受け入れ、
ついていく者ともしてくださって。

 

今日も。

 

       ~~~~~~~~~~~~~~


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