自分の見た夢を語るのではなく、神のことばを語る者へと
夢を見た預言者は夢を語るがよい。
わたしの言葉を受けた者は誠実に
わたしの言葉を語らなければならない。
わらと麦とを比べる事ができようか、
と主は言われる。エレミヤ書23:28
パウロは書く:
私の言葉も私の宣教も
雄弁なる知恵の言葉によるものではなく、
霊と力の証明によるものでした。
それは、あなたがたの信仰が
人の知恵によらないで、
神の力によるものと
なるためでした。Ⅰコリント2:4~5
Ⅰコリント9:16~23
列王記下2:1~18(通読箇所)
(ローズンゲン『日々の聖句』8/5);木)
―――― ☆ ――—―
自分の見た夢を
神からの預言として語る者がいるのですね。
しかし、天の神、【主】は言われます。
預言者は、わたしのことばを受けて、
それに、自分の思いを加えず、
そのことばのそのままを語るように、と。
パウロは言います。
私がコリントの人たちにイエス・キリストを伝えたとき、
自分の言葉の雄弁さによったのではなく、
【聖霊なる神】とその御力の現れによって伝えたのだ、と。
人間の知恵によらず、神の力によってなされたのだ、と。
さらに言います。
「私はだれに対しても自由ですが、
より多くの人を獲得するために、
すべての人の奴隷になりました。
ユダヤ人にはユダヤ人のようになりました。
ユダヤ人を獲得するためです。
律法を持たない異邦人には
――私自身は神の律法を持たない者ではなく、
キリストの律法を守る者ですが――
律法を持たない人のようになりました。
律法を持たない人たちを獲得するためです。
弱い人には弱い者になりました。
弱い人たちを獲得するためです。
すべての人に、すべてのものとなりました。
何とかして、何人かでも救うためです。
私は福音のためにあらゆることをしています。
私も福音の恵みをともに受ける者となるためです。」(Ⅰコリント9:19~23)
イスラエルが、
北イスラエル王国と南王国ユダに分かれていた頃、
北王国で活躍した預言者エリヤは、
神のもとに引き上げられようとしていたのですね。
それで、ギルガルから出て行くとき、弟子のエリシャに
「ここにとどまっていなさい」と言いました。
けれどもエリシャは、
「【主】は生きておられます。
あなたのたましいも生きています。
私は決してあなたから離れません」と言って
離れようとしなかったのだそうです。
ベテルへ行っても、エリコに行っても、
エリヤは同じように言いましたが、エリシャは同じように答え、
エリヤから離れようとしませんでした。
ヨルダン川のほとりに立ったとき、
エリシャは自分の外套を取り、それを丸めて水を打つと、
水は両側に分かれ、二人は乾いた土の上を渡った。
渡り終えると、エリヤはエリシャに言った。
「あなたのために何をしようか。
私があなたのところから取り去られる前に求めなさい。」
するとエリシャは、
「では、あなたの霊のうちから、二倍の分を
私のものにしてください」と言った。
(イスラエルでは、遺産は子どもに均等に分け与えられたが、
長子には、2倍与えられた。申命記21:17)
エリヤは言った。
「あなたは難しい注文をする。
しかし、私があなたのところから取り去られるとき、
あなたが私を見ることができれば、
そのことはあなたにかなえられるだろう。
できないなら、そうはならない。」
彼らがなお進みながら話していると、
なんと、火の戦車と火の馬が現れ、
この二人の間を分け隔て、
エリヤは竜巻に乗って天へ上って行った。
エリシャはこれを見て、
「わが父、わが父、
イスラエルの騎兵と戦車たち」と叫び続けたが、
エリヤはもう見えなかった。
エリシャは自分の衣をつかみ、それを二つに引き裂いた。
それから、彼はエリヤの身から落ちた外套を拾い上げ、
引き返してヨルダン川の岸辺に立った。
彼は、エリヤの身から落ちた外套を取って水を打ち、
「エリヤの神、【主】はどこにおられるのですか」と言った。
エリシャが水を打つと、水は両側に分かれ、
彼はそこを渡った。」Ⅱ列王2:1~14)
こうして、エリシャは
エリヤの後継者として活動することになるのですね。
【御霊】と力の証明により、
神のことばを取り次ぐ預言者として。
私たちも、「的外れ」になっている、自分の
〔生まれたときからの私〕から出てくる思いは、
イエスの十字架刑での処刑に合わせていただいて
死んだものから出て来た思いであると認めて、
これをイエスの御前に投げ捨てていくのですね。
【父である神】は、
イエスを通して来てくださる
【聖である霊】と呼ばれる方が心に置いてくださる
【父である神】の御思いのとおりを生きていく者に
してくださるのだそうですから。
御力の現れの中で。
今日も。
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