<世界は変わる、日本も変わる>

             「日韓親善宣教ニュース 第127号」(2020年11月1日発行)より 
                       日韓親善宣教協力会会長   尾山令仁   
                               尾山令仁師_image   

 新型コロナウィルスが今世界中に拡がり、
これからどうなるのかと言う事について
思い悩んでいる人が多いと思います。
私は、1 つの歴史的教訓から考えてみたいと思います。

 今から約 700 年前、正確に言うと 1347 年に
ペストが全世界に流行したことがありました。
ヨ ー ロ ッ パ は 神聖ローマ帝国の時代、
中国は元(モンゴル帝国)の時代です。
元は、チンギス・ハーンによって中国の宋を倒し、
版図を拡げていました。

当時、元は近隣諸国を征圧し、
東は朝鮮半島を支配していた高句麗を、
南はタイ、ベ トナムを手中に収め、
次は西のヨーロッパに向かおうとしておりました。

 中央アジアカスピ海の北のルートで黒海まで進み、
クリミア半島のカッファの支配を巡る戦争でペストがはやり、
休戦となりました。
ヨーロッパ側にいた北イタリアのジェノヴァ人が
そのペストにかかって自国へ帰ります。
そこからペストはアルプスを超え、 
フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド
グリーンランドと全ヨーロッパを覆ってしまいます。

こうして、全世界の人口は 5 年間で 3 分の 1 が死んでしまいました。
大帝国元も 1368 年には明によって滅ぼされてしまいました。

 この教訓から教えられる事は、世界が変わるということです。
どのように変わるかという事は、そう簡単ではありませんが、
私の見るところ、中国の共産党一党独裁は変わるでしょう。
そうなれば中国を後立てにしている北朝鮮は立ち行かなくなり、
韓国に併合されることになるでしょう。

これは、アメリカの大統領選に関わりなく起こるだろうと思います。
トランプ大統領がそのまま続けるか、
それともバイデン元副大統領が大統領になるかの違いは、
そうした変化が起る年月の違いでしかないだろうと思います。

 その時、日本はどう変わるのか、
それが私たちにとって最大の関心事だろうと思います。
今の自民党政権は、戦争を放棄したにも関わらず、
敵対者の陣営に攻撃弾を打ち込もうとして躍起になっています。
再軍備、戦争に向かっているのです。

 過去において、我が国の近代化の歴史は、
アジアの人々、特に隣国である韓国、北朝鮮、台湾を植民化し、 
筆舌に尽くせないほどの苦痛を嘗めさせ、
中国を侵略し、多くの人を殺してきました。
また太平洋戦争では多くのアジアの人々を殺傷してきました。
こんなことがもう一度あってもいいのでしょうか。

 神様に喜ばれる国、
世界中の人々から愛される国を造っていくことこそ、
私たちに与えられている使命ではないでしょうか。
そのためにこそ、私たち日韓親善宣教協力会の働きがあるわけです。
1 人でも多くの方がこの働きに加わり、
私たち日本人の考え方が変わったのだということを
証していこうではありませんか。 
大きく期待しておりますから、よろしくお願いいたします。


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本年(2020年) 8 月 18 日に、
長年、日韓親善宣教協力会の総務、宣教ニュース編集発行に尽力された
村瀬俊夫師が天にお召されになりました。
以下、尾山会長がご葬儀に送った弔電を掲載いたします。

「村瀬先生のご召天を伺い、心からお悔やみ申し上げます。
先生は日韓親善宣教協力会の委員として、 
とくに宣教ニュースの編集において
多大な貢献をして下さり感謝いたします。
先生の血の出るようなご尽力がなければ、
今日の日韓親善宣教協力会はありませんでした。
どうぞ主のみもとでゆっくり休んでください。」
    日韓親善宣教協力会 会長  尾山令仁


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神は、キリストによ って、私たちをご自 分と和解させ、  
また 和解の務めを私たち に与えてくださいま した。  
(Ⅱコリント 5:18)    


 ソウル日本人教会
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