私は、
私を贖（あがな）う方が生きておられることを
知っている。ﾖﾌﾞ記19：25
イエスは祈られる：
父よ、
御名があがめられますように。ﾖﾊﾈ12：28
哀歌5；1～12
列王記下18：1～12（通読箇所）
（ローズンゲン『日々の聖句』8/13；金）
―――― ☆ ――—―
東の人々の中で一番の、豊かで有力者であったヨブ。
彼は、誠実で直ぐな心を持ち、
神を恐れて悪から遠ざかっている人でした。
ところが、一日のうちに全財産を奪われ、
7人の息子と3人の娘を失うことになりました。
そのうえ、今度は、悪性の腫物が
頭のてっぺんから足の裏まで出来、
ヨブは灰の中に座り、
土器のかけらでからだを引っ掻くようになって、
死を願うばかりになったのだそうです。
そのような苦しみの中にあって、ヨブは
「私は知っている。
私を贖（あがな）う方は生きておられ、
ついには、土のちりの上に立たれることを」と
救い主が来てくださることに希望を託しました。
イエスは、間もなく自分に来る十字架刑での死を思い、
【父よ、御名の栄光を現してください」と祈りました。
バビロン軍によるエルサレムの陥落を
目の当たりにしたエレミヤは嘆いて言うのですね。
「【主】よ。私たちに起こったことを心に留め、
私たちの汚名に目を留めて、よく見てください。
私たちのゆずりの地は他国人の手に、
私たちの家は異国人の手に渡りました。
私たちは父のいないみなしごとなり、
母はやもめのようになりました。
私たちは自分の水を、金をはらって飲みます。
薪も、代価を払って手に入れます。
私たちは、くびきを負って追い立てられ、
疲れ果てても憩いを与えられません。
私たちは十分な食物を得ようと、
エジプトやアッシリアに手を伸ばしました。
私たちの先祖は罪を犯し、今はもういません。
彼らの咎（とが）は私たちが負いました。
奴隷たちが私たちを支配し、
彼らの手から解き放ってくれる者はいません。
荒野には剣があり、
私たちは命がけで食物を得ています。
私たちの皮膚は、飢饉の激しい熱で、
かまどのように熱くなりました。
女たちはシオンで
乙女たちはユダの町々で、辱められました。
首長たちは彼らの手で木につるされ、
長老たちは尊ばれませんでした。
若い男たちはひき臼をひかされ、
幼い者たちは薪を背負ってよろめきました。
私たちの心から喜びが消え、
踊りは喪に代わりました。
私たちは、ああ、罪ある者となりました。
【主】よ。あなたはとこしえに御座に着かれ、
あなたの王座は代々に続きます。
なぜ、いつまでも私たちをお忘れになるのですか。
私たちを長い間、捨てておかれるのですか。
【主】よ。あなたのみもとに帰らせてください。
そうすれば、私たちは帰ります
昔のように、私たちの日々を新しくしてください。
あなたが本当に、私たちを退け、
極みまで私たちをいかっておられるのでなければ。」（哀歌5：1～22）
天の神、【主】は、私たちを打たれるとき、
ただ、怒って打っておられるのではなく、
親が愛する子を叱る時のように、
大きな痛みをもってなさっているようです。
そして、ヨブが望み見たように、今から2020年ほど前、
【御子である神】が、私たちを贖う方として、
ダビデの子孫のマリアの子として地の上に立たれ、
およそ33歳の頃、【父である神】の御思いのとおりに
ご自身の身に
私たちすべての人間の「的外れ」の責任を負って、
十字架刑での死を遂げられ、神の栄光を現されました。
死んで墓に納められたイエスは、
三日目、日曜日の早朝、
死人の中から新しい霊のからだに復活し、
40日にわたって何度も弟子たちに現れ、
ご自身が確かに生きておられることを示したうえで、
オリーブ山で弟子たちが見守る中、上げられ、
雲に迎えられ、
天の、【父である神】の右の座に復帰されました。
イエスは、その、【父である神】の右の座にあって、
【聖である霊】と呼ばれる方を私たちに遣わしてくださり、
この方によって【父である神】の御思いを私たちの心に置き、
私たちのうちに【父である神】の御思いがあるようにし、
受け入れる者が【父である神】と
思いを一つにして生きるようにしてくださるのですから。
神がしようと思われることをしていく者に。
今日も。
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