神はいのちを取り去らず、
追放されている者が
追放されたままにならないように、
御計画を立ててくださいます。ｻﾑｴﾙ記下14：14
ファリサイ派の律法学者たちは、
イエスの弟子たちに
「なぜ徴税人や罪人と一緒に
飲んだり食べたりするのか」と言った。
イエスは「医者を必要とするのは
健康な人ではなく病人である」と
答えられた。ﾙｶ5：30～31
Ⅱｺﾘﾝﾄ2：5～11
使徒14：1～20 a（通読箇所）
（ローズンゲン『日々の聖句』6/29；火）
―――― ☆ ――—―
聖書が啓示している神、
天の神、【主】、
「『わたしはある（I am）』と名乗られる方（出ｴｼﾞﾌﾟﾄ3：14）は、
私たちの罪を罰して、
私たちが滅んでしまうことを喜ばれる方ではなく、
また、追放された者が追放されたままになっていることを
放置される方でもないようです。
私たちがご自身に立ち返れるよう、
ご自身の側で計画を立てていてくださるのだそうですから。
【御子】である方を人間イエスとして人の世に遣わし、
人々が神から外れてしまっている者とレッテルを貼り、
「取税人（徴税人）や罪人」と呼んでいた人たちの家に行き、
一緒に食事をされたりして。
「自分は神の律法をちゃんと守れている」と
自負している人たちではなく、
神から「外れた者だ」と分かっている人を目がけられて。
それでパウロも、
コリントの集会の人たち書き送ったのですね。
自分の罪を認めて悲しんでいる人を、
いつまでも責め続けるのではなく、
その人を赦し、慰めてあげなさいと。
サタン（悪魔）は、人の罪、失敗を責め続け、絶望させ、
その人を神から引き離してしまおうとするのですが、
神は、【聖である霊】と呼ばれる方によって
ご自身の赦す思いを私たちの心に置き、
私たちと一緒に、赦そうとしていてくださるのだそうですから。（Ⅱｺﾘﾝﾄ2：5～11）
リステラ（トルコ中部の町）でのこと、
生まれつき足が動かず、
これまで一度も歩いたことがなかった人が
パウロの話すことに耳を傾けていました。
パウロは彼をじっと見つめ、
癒されるにふさわしい神への信頼があるのを見て、
大声で「自分の足で、まっすぐに立ちなさい」と言うと、
彼は立ち上がり、歩き出したのだそうです。
これを見た人々は
「神々が人間の姿をとって、私たちのところにお下りになった」
と言って、二人にいけにえをささげようとしたのだそうです。
バルナバとパウロは、衣を裂いて
群衆の中に飛び込んで行き、叫びました。
「皆さん、どうしてこんなことをするのですか。
私たちもあなたがたと同じ人間です。
そして、あなたがたがこのような空しいことから離れて、
天と地と海、またそれらの中のすべてのものを造られた
生ける神に立ち返るように、福音を宣べ伝えてのです。
神は、過ぎ去った時代には、
あらゆる国の人々が
それぞれ自分の道を歩むままにしておられました。
それでも、ご自分を証ししないでおられたのではありません。
あなたがたに天からの雨と実りの季節を与え、
食物と喜びであなたがたの心を満たすなど、
恵みを施しておられたのです。」
こう言って二人は、群衆が自分たちにいけにえを献げるのを、
かろうじてやめさせました。
ところが、アンティオキアとイコニオンから、
律法を自分で行うことに熱心なユダヤ人たちがやって来て、
群衆を抱き込み、パウロを石打ちにした。
彼らはパウロが死んだものと思って、
町の外に引きずり出した。
しかし、弟子たちがパウロを囲んでいると、
彼は立ち上がって町に入って行き、
翌日バルナバとともにデルべに向かった。（使徒14：1～20a）
このように、イエスによる救いは、
自分を正しいとする人たちの反対によって、
医者を必要とする病人のように、追放されている人や
自分の「的外れ」に悩んでいる人のところへ、
広く届けられることになったのだそうです。
私たちも、いよいよ、この神に心を向け、
イエスを通して来てくださる【聖である霊】と呼ばれる方によって、
【父である神】と思いを一つにしていく生き方の中へと。
今日も。
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