世界の歴史の時計も、この方の御手の中にあるのですから

私の時は御手のうちにあります。詩31:16

あなたがたのうちの誰が、
思い煩ったからといって、
寿命をわずかでも
延ばすことができようか。
ルカ12:25

 ヘブル書10:32~39
 ゼカリヤ書1:7~17(通読箇所)
   (ローズンゲン『日々の聖句』11/30;火)

 

    ―――― ☆  ――――


 聖書が啓示している神、
天の神、【主】、
「『わたしはある(I am)』という者」と
名乗られる方(出エジプト3:14)こそ、私の神。
私の時は、この方の御手の中にあるのですね。

私たちは、どんなに思い煩っても、この方の思いに逆らって、
自分のいのちをわずかでも延ばすことはできないのですから。

 ヘブル書の記者は勧めます。
「あなたがたは、光に照らされた後で
苦難と厳しい戦いに耐えた、初めの日々を思い起こしなさい。
嘲られ、苦しい目にあわされ、見せ物にされたこともあれば、
このような人たちの同志となったこともあります。

あなたがたは牢につながれている人々と苦しみをともにし、
また、自分たちにはもっとすぐれた、
いつまでも残る財産があることを知っていたので、
自分の財産が奪われても、喜んで受け入れました。

ですから、あなたがたの確信を投げ捨ててはいけません。
その確信には大きな報いがあります。
あなたがたが神のみこころを行って、
約束のものを手に入れるために必要なのは、忍耐です。

『もうしばらくすれば、来るべき方が来られる。
遅れることはない。
わたしの義人は信仰によって生きる。
もし恐れ退くなら、わたしの心は彼を喜ばない。』
しかし私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、
信じていのちを保つ者です」と。(ヘブル10:32~39)

 


 ペルシャ帝国のダレイオス王の第二年のこと、
【主】の使いが
「万軍の【主】よ。
いつまで、あなたはエルサレムとユダの町々に、
あわれみを施されないのですか。
あなたが憤られて(エルサレムとユダの町々を滅ぼされて)
70年になります。」

すると【主】は、私(ゼカリヤ)と話している御使いに、
恵みのことば、慰めのことばで答えられた。

私と話している御使いは私に言った。
「叫んで言え。万軍の【主】はこう言われる。
『わたしは、エルサレムとシオン(エルサレムのこと)を
ねたむほど愛した。

しかし、わたしは大いに怒る。
安逸をむさぼっている国々に対して。
わたしが少ししか怒らないでいると、
彼らは欲するままに悪事を行った。』

それゆえ、【主】はこう言われる。
『わたしは、憐れみをもってエルサレムに帰る。
そこにわたしの宮が建て直される。
——万軍の【主】のことば——
測り縄がエルサレムの上に張られる。』

もう一度叫んで言え。
『万軍の主はこう言われる。
わたしの町々には、再び良いものが満ちあふれ、
【主】が再びシオンを慰め、
再びエルサレムを選ぶ。』」(ゼカリヤ1:7~17)

 


この預言のことばのとおりに、
バビロンから帰還した人々によって
エルサレムの神殿と城壁は再建され、
エスの時代に至り、
さらに、紀元70年、イエスの預言のとおりに
エルサレムはローマ軍によって徹底的に破壊され、
生き残った民は全世界に離散したのですね。

そして、およそ2000年の時を経て、
イスラエルは再び建国され、
民は、世界中から帰って来ているのですね。
預言された約束のことばのとおりに。


エスが二度目に来られることも、
約束のことばのとおりに起こるのでしょうね。
私たちの時だけでなく、この世界の歴史の時も
この方の御手の中にあるのですから。

エスのことばのとおりに、この世界は
いよいよ混迷の度合いをふかめていくのでしょうが、
私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、
この方に信頼して
いのちを得る者にしていただけるのですから。

私たちも、その日を待ち望みながら、
エスを通して来てくださる【聖である霊】と呼ばれる方が
心に置いてくださる【父である神】の御思いの
今日の分が今日、成ることを求める、
今日を。

 

 

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