約束されたものを、期待して待ち望む信頼を

主はモーセに言われた：
わたしは
イスラエルの人々の不平を聞いた。
彼らに
「あなたたちは夕暮れには肉を食べ、
朝にはパンを食べて満腹する。
こうしてわたしがあなたたちの神、
主であることを知るようになる」
と伝えよ。出ｴｼﾞﾌﾟﾄ記16：11～12

神の御心を行って
約束されたものを受けるためには、
忍耐が必要なのです。ﾍﾌﾞﾙ書10：36

　マタイ18：1～6
　使徒20：1～16（通読箇所）
　　　（ローズンゲン『日々の聖句』7/15：木）

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　神の大いなる御業によって
エジプトの奴隷状態から解放され、
エジプトを脱出したイスラエルの人々。

エジプト軍の戦車隊が追って来たとき、
神は、行く手を阻はばむ海を分けて、乾いた地を行くように、
人々を向こう岸に導き、
後を追って海に入って来たエジプト軍は全滅するという
大いなる神の御業を見たのですね。

　しかし、エジプトを出て一ヶ月、
シンの荒野に入ったイスラエルの全会衆は、
モーセとアロンに不平を言ったのだそうです。

「エジプトの地で、肉なべのそばに座り、
パンを満ち足りるまで食べていたときに、
われわれは【主】の手にかかって死んでいたらよかったのだ。

事実、あなたがたは、われわれをこの荒野に導き出し、
この全集団を飢え死にさせようとしている。」

それで【主】はモーセに、このように言われたのですね。
何一つない荒野なのに、
「夕暮れには肉を食べ、朝にはパンを食べて満腹する」と。

そして、その夕方、うずらが飛んで来て宿営をおおい、
人々は十分、その肉を食べ、
朝にはマナを降らせてパンとして与えられたのだそうです。（出ｴｼﾞﾌﾟﾄ16：1～31）

　神は、私たちの不平を聞いてくださいますし、
私たちが生きていくのに必要なものは、
前もって準備していてくださる方なのですね。

しかし、私たちが神の御心を行って
約束されたものを手に入れるためには、
忍耐が必要だというのですね。

神は、すぐに何でもしてくださるのではなく、
待ち望む期間を設けて、
私たちとの信頼関係が強くなることを願っておられるようです。

イエスが二度目に来られる時を延ばしておられることも。

それで言われます。
「もうしばらくすれば、来るべき方が来られる。
遅れることはない。
わたしの義人は信仰によって生きる。
もし恐れ退くなら、
わたしの心は彼を喜ばない。」

　弟子たちがイエスのところに来て言ったのですね。
「天の御国では、いったいだれが一番偉いのですか。」

イエスは一人の子どもを呼び寄せ、
彼らの真ん中に立たせて言われました。
「まことにあなたがたに言います。
向きを変えて子どもたちのようにならなければ、
決して天の御国に入れません。

ですから、だれでもこの子どもたちのように
自分を低くする人が、天の御国で一番偉いのです。

また、だれでもこのような子どもの一人を、
わたしの名のゆえに受け入れる人は、
わたしを受け入れるのです。

わたしを信じるこの小さな者たちの一人をつまずかせる者は、
大きな石臼いしうすを首にかけられ、
海の深みに沈められるほうが良いのです。」（ﾏﾀｲ18：1～6）

　十字架刑での処刑を受け、
墓に葬られ、
三日目、日曜日の朝、
死人の中から新しい霊のからだに復活し、
40日にわたって何度も弟子たちに現れ、
神の国のことを語ったのち、
オリーブ山で弟子たちが見守る中、上げられ、
天の、【父である神】の右の座に復帰されたイエス。

そのイエスが
私たちに遣わしてくださる【聖である霊】と呼ばれる方。

この方が私たちの心に、
【父である神】の御思いを置き、書き記してくださって、
私たちの心に【父である神】の御思いがあるように
してくださるのだそうです。（ｴﾚﾐﾔ31:31～34、ｴｾﾞｷｴﾙ36:25～28、ﾖﾊﾈ17:：21～23）

私たちが【父である神】と思いを一つにして生きられるようにと。
神への信頼、
約束のものを期待して待ち望む忍耐、
小さい者を大切にする思いも。

また、私たちの不平、不満も、
【父である神】に持って行ってくださって。

今日も。

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