赦す神は不公平?

あなたの同胞は言っている。
 「主の道は正しくない」と。
しかし正しくないのは彼らの道である。エゼキエル書33:17

 私たちを誘惑に遭わせないでください。マタイ6:13

       (ローズンゲン日々の聖句8/29;土)

 エゼキエルを通して天の神、主はおっしゃっておられるのですね。
 「彼らにこう言え。『わたしは誓って言う。――神である主の御告げ ―― 

わたしは決して悪者の死を喜ばない。

かえって、悪者がその態度を悔い改めて、生きることを喜ぶ。
 悔い改めよ。悪の道から立ち返れ。
イスラエルの家よ。なぜ、あなたがたは死のうとするのか』」と。

続けて言われます。
 「人の子よ。あなたの民の者たちに言え。
 正しい人の正しさも、彼がそむきの罪を犯したら、それは彼を救うことができない。
 悪者の悪も、彼がその悪から立ち返るとき、その悪は彼を倒すことはできない。

 正しい人でも、罪を犯すとき、彼は自分の正しさによって生きることは出来ない。
わたしが正しい人に、『あなたは必ず生きる』と言っても、もし彼が自分の正しさにより頼み、不正をするなら、彼の正しい行いは何一つ覚えられず、彼は自分の行った不正によって死ななければならない。

 わたしが悪者に、『あなたは必ず死ぬ』と言っても、もし彼が自分の罪を悔い改め、公義と正義を行い、その悪者が質物を返し、かすめた物を償い、不正をせず、いのちのおきてに従って歩むなら、彼は必ず生き、死ぬことはない。彼が犯した罪は何一つ覚えられず、公義と正義を行った彼は必ず生きる」(エゼキエル33:11~16)と。

 けれども、私たちには「この主の態度は公正ではない」と思え、天の神、主に、文句を言うのですね。

 イエスが教えて下さった祈り、「主の祈り」と呼んでいるものの中に、「誘惑に遭わせないでください」とあります。
いろいろな誘惑が来ますが、このような神様の態度を、「正しくない。公正ではない」と判断し、思う、その心からお守りくださいということも含まれているということでしょうか。

 サタン(悪魔)は、天の神、主の前で、私たちを告訴して言うのだそうですね。
 「あいつは、こんなこともやっています。あんなこともやりました。だから、私たちがあなたの裁きに遭うのだったら、あいつもいっしょに罪に定められるべきです。そうでないとあなたの正義が立たないではありませんか」と。

 そのとき、父である神と呼ばれる方は答えてくださるのでしょうね。
 「このわたしの右の座に着いているわたしの独り子を見なさい。

その手と足に開いている釘の穴、その脇腹の槍で突き刺された穴を見なさい。

これらの者の罪の罰のために、この私の独り子が代わって十字架刑で処刑されました。

だから、今、これらの者の罰は残っていません。
  これらの者は、わたしが遣わした「聖である霊」と呼ばれる方を迎え入れ、

この方によってわたしの思いを受け取り、わたしと思いを一つにして歩んだ者たち、わたしと一つになっている者たちです。
サタンよ。おまえがわたしと一つになっている者たちを告訴していることは、わたしを告訴していることだ」(黙示録1:7、5:6)と。

 だから、サタンの誘惑に乗って、天の神、主を、不公平だと思う心も、自分はこんなことをしたから、こんな自分だからもうだめだと思う心も、主の前に差し出し、見ていただき、知っていただき受け取っていただきながら歩みたいですね。

 


 また、天の神、主は、預言者イザヤを通して言って下さっているのだそうです。
 「わたしは、高く聖なる所に住み、
 心砕かれて、へりくだった人とともに住む。
へりくだった人の霊を生かし、
 砕かれた人の心を生かすためである。

わたしはいつまでも争わず、いつまでも怒ってはいない。
わたしから出る霊と、わたしが造ったたましいが衰え果てるから。
 彼のむさぼりの罪のために、わたしは怒って彼を打ち、顔を隠して怒った。

しかし、彼はなおそむいて、自分の思う道を行った。
わたしは彼の道を見たが、彼をいやそう
 わたしは彼を導き、彼と、その悲しむ者たちとに、慰めを報いよう。
わたしはくちびるの実を創造した者。
 平安あれ。遠くの者にも近くの者にも平安あれ。
わたしは彼をいやそう」(イザヤ57:15~19)と。

今日も。


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