悔いた、砕かれた心を、受け入れ、立ち上がらせてくださって

不安で、砕かれた心を、
神よ、あなたは蔑まれません。
詩51:19

家出をし、財産を使い果たして帰って来た息子は言った。
「父よ、天に抗して、
あなたの前に罪を犯しました。
もはやあなたの息子と呼ばれる価値は
ありません。」
ルカ15:21

 エレミヤ書18:1~10
 ルカ17;11~19(通読箇所)
   (ローズンゲン『日々の聖句』11/9;火)

 

     ―――― ☆  ――――


 聖書が啓示している神、
天の神、【主】、
「『わたしはある(I am)』という者」と
名乗られる方(出エジプト3:14)は、
行き詰り、不安にさいなまれ、砕かれた、
粉々に、ずたずたにされた心をさげすまれたり、
いやしめ、軽んじたりなさらないで、
受け入れ、立たせてくださる方なのですね。

 

父親に財産の生前贈与を要求し、
ずぐ、その財産を金に換えて遠くの町に行き、
財産を使い果たして食べる者にも困って帰って来た息子を、
まだ、遠くにいるうちに見つけ、駆け寄って抱きしめ、
靴を履かせ、晴着を着せ、指輪をはめさせて、
宴会を開いてよろこぶ父親のように。

 


 天の神、【主】は、預言者エレミヤを陶器師の家に行かせ、
陶器師が粘土で作りかけた器を壊し、
ほかの器に作り変えるのを見せて言われました。
イスラエルの家よ、わたしがこの陶器師のように、
あなたがたにすることはできないだろうか。
——主のことば——。

見よ。粘土が陶器師の手の中にあるように、
イスラエルの家よ、あなたがたはわたしの手の中にある。
わたしが、一つの国、一つの王国について、
引き抜き、打倒し、滅ぼすと言ったそのとき、
もし、わたしがわざわいを予告したその民が立ち返るなら、
わたしは下そうと思っていたわざわいを思い直す。

わたしが、一つの国、一つの王国について、
建て直し、飢えると言ったそのとき、
もし、それがわたしの声に聞き従わず、
わたしの目に悪であることを行うなら、
わたしはそれに与えると言った幸せを思い直す。」(エレミヤ18:1~10)

 

 

 イエスエルサレムに向かう途中、ある村に入られると、
ツァラート(重い皮膚病、ハンセン病のような)におかされた
10人の人がイエスを出迎えた。
彼らは遠く離れたところに立ち、声を張り上げて、
「イエス様、先生、私たちをあわれんでください」と言った。

エスはこれを見て彼らに言われた。
「行って、自分の体を祭司に見せなさい。」(この病気が治ったときにする手続きをするようにと。)

すると彼らは行く途中できよめられた。
そのうちの一人は、自分がいやされたことが分かると、
大声で神をほめたたえながら引き返して来て、
エスの足もとにひれ伏して感謝した。
彼はサマリア人であった。
 

すると、イエスは言われた。
「10人きよめられたのではなかったか。
9人はどこにいるのか。
この他国人のほかに、
神をあがめるために戻って来た者はいなかったのか。」

 

それからイエスはその人に言われた。
「立ち上がって行きなさい。
あなたの神への信頼があなたを救ったのです。」(ルカ17:11~19)

 


 天の神、【主】は、心が砕かれた人、
自分に、神に求める何の資格もない者であることを自覚して、
神のあわれみにより頼み、神に立ち返る人を受け入れ、
いやし、立ち上がらせてくださる方なのですね。

私たちもこの方のあわれみに依りすがり、
エスを通して来てくださる
【聖である霊】と呼ばれる方の導きについて行って。

今日も。

 

 

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