私の救いの神よ、御名のために私を救い出し

私たちの救いの神よ、
私たちを助けて、
あなたの御名の栄光を輝かせてください。
御名のために、私たちを救い出し、
私たちの罪をお赦しください。
詩79:9

 

私たちが神を愛したのではなく、
神が私たちを愛して、
私たちの罪を贖ういけにえとして、
御子をお遣わしになりました。
ここに愛があります。
Ⅰヨハネ4:10

 

 エゼキエル書2:3~8a
 使徒16:23~40(通読箇所)
   (ローズンゲン『日々の聖句』7/7;水)

 

    ―――― ☆  ――—―


 救ってくださいとお願いする資格が自分のうちにない者、
願う立場を持たない者は、
神ご自身のお名前を引き合いに出して、
神ご自身を願いの根拠としてお願いするのですね。
この詩篇の作者のように。

 

 この方が私を愛していてくださり、

救い主イエスをお遣わしくださっている、
その愛を願いの足掛かりとして。

 

私たちはこの方を愛していませんでしたが、
この方は私たちを愛して、
【御子】を私たち人間の世界に遣わし、私たちの身代わりとし、

私たちの「的外れ」の責任をこのイエスに負わせて、
十字架刑で処刑してくださったのだそうですから。

私たちの「的外れ」の責任が果たされたことにし、
私たちの〔生まれたときからの私〕という霊の処刑が
終わったことにしてくださって。

 


 この方は、「【主】の言われたことはすべて行います」と
答えて(出エジプト24:3)、神の民となる契約を結んだ
イスラエルの民について、エゼキエルに言われました。

 

「彼らはわたしに反抗する国民。
彼らもその先祖たちも、今日までわたしに背いてきた。
彼らは厚かましく、かたくなで、反逆の家だから、
聞く聞かないに関わりなく、
あなたはわたしのことばを彼らに語れ。」(エレミヤ2:3~8a)


イスラエルの人々は、この方にそっぽを向いているのに、
この方のほうで何とか彼らを救いたいと思われて
エゼキエルを彼らに遣わして、
「わたしと思いを一つにして生きる者に立ち返れ」と
呼びかけておられたのですね。

 

 

 ピリピで、公衆の面前で衣をはぎ取られ、
何度もむちで打たれて牢に入れられたパウロとシラス。

 

むちの打ち傷で、痛くて眠れなかったのでしょうか。
真夜中ごろ、二人は祈りつつ、
神を賛美する歌を歌っていました。
ほかの囚人たちはそれに聞き入っていたのだそうです。

 

すると突然、大きな地震が起こり、牢獄の土台が揺れ動き、
たちまち扉が全部開いて、
すべての囚人の鎖が外れてしまった。

 

目を覚ました看守は、牢の扉が開いているのを見て、
囚人たちが逃げてしまったものと思い、
剣を抜いて自殺しようとした。

 

パウロは大声で
「自害してはいけない。私たちはみなここにいる」と叫んだ。

看守は明かりを求めてから、牢の中に駆け込み、
震えながらパウロとシラスの前にひれ伏した。

 

そして二人を外に連れ出して、
「先生方。救われるためには、
何をしなければなりませんか」と言った。

 

二人は言った。「主イエスを信じなさい。
そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」

 

そして、彼と彼の家にいる者全員に、主のことばを語った。
看守はその夜、時を移さず、二人を引き取り、打ち傷を洗った。

そして、彼とその家の者全員が、すぐにバプテスマを受けた。
それから二人を家に案内し、食事のもてなしをし、
神を信じたことを
全家族とともに心から喜んだ。(使徒16:23~40) 

 

この看守も、それまで、神を求めていたわけでもなく、
神の側で一方的に臨んでくださって
家の者全部がイエスによる救いにあずかるようにされました。

 

私たちも、自分の側の信仰心とか熱心とかを
よりどころにするのではなく、
ただ、イエスを通して現されたこの方のご愛、
あわれみによりすがって、御名を呼び求め、
願っていっていいのだそうですね。

今日も。

 

 

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